皆さん一度は「痛み」を感じたことはないでしょうか?
「痛み」はとても不快で嫌な感覚です。その「痛み」は人間の身体に本当に必要なものなのでしょうか?
本日はその「痛み」について少しお話をさせていただきます。
本来「痛み」には警告信号としての役割があります。その為、身体が危険に侵されると身体中のセンサーが感知して
神経を通して脊髄や脳に伝わり「痛み」を自覚します。その結果危険から身体を守ることができます。
人にとって「痛み」は危険から身体を守る手段だと先ほどお伝えしましたが
身を守る警告信号としての役割があるのが、はじめのうち(急性期:約1か月)ほどしかありません。
それ以降、警告信号の役割がほとんど無くなってしまいます。それどころか「痛み」が長引くと脳や脊髄で痛みを記憶してしまい、なかなか治すことのできない「慢性痛」となってしまいます。
一方、「痛み」といっても身体の様々なところで痛みを感じます。多くは腰痛・肩痛などと表現しますが
その原因は、神経が原因となる痛みもあれば内臓が原因となる痛みもあります。その為、「痛い」という一言だけでは
どこが原因で悪くなっているかが分かりません。
「痛みが出る場所」・「痛みの質」・「痛みの範囲」を確認し、その「痛み」に対して最適な治療を行っていきます。